たのはしです。私は平成28年度(2016年度)の賃貸不動産経営管理士試験に合格しました。
当時から「国家資格になるかもしれない」という、うわさはありました。
私は「自分のマンション経営のために、役立てること」が試験を受ける一番の目的でした。
国家資格については、そうなればラッキーだなというプラスアルファでしか感じていませんでした。とはいうものの、実際に国家資格になったらちょっとうれしいですね(笑)。
さて。
私の経験をふまえて、大家にとって賃貸不動産経営管理士資格にどんなメリットがあるかお伝えします。
1、 退去のとき、原状回復の修繕で役に立つ
2、 不動産管理会社と対等に話ができる (ある程度ですが)
3、 入居者からの信頼を得られる
4、 仮に職を探すことをイメージしたとき、多少心に余裕ができる
5、 (おまけ)合格したことが自信になる
大家さんにとっての 賃貸不動産経営管理士のメリット
退去のとき、原状回復の修繕で役に立つ
私が不動産会社で業務をこなすわけではないので、試験で習得した細かい知識は、ほとんど役に立ちません。
ただ退去の際には「原状回復のガイドライン」が大変参考になります。借主負担なのか、大家負担なのか。
管理会社から修繕の見積が出てくるので、必ずチェックするようにしています。疑問点があれば、遠慮なく電話して確認しています。
家主の費用負担を惜しむというより、管理会社に「ちゃんとチェックしてるよ!」とアピールするのが目的です。
そうすることにより、管理会社は緊張感をもって対応してくれるようになります。
不動産管理会社と対等に話ができる(ある程度ですが)
賃貸不動産経営管理士の資格を持っているというだけで「完全な素人ではない」というアピールになります。
この効果は大きいです。「ちょっと不動産の知識がある大家のおじさん」という意識で管理会社は応対してくれます。多少、緊張感をもって仕事をしてくれていると思います。
「レインズ」とか「定借(ていしゃく)」などの専門用語を時々、会話の中にちりばめておけば完璧です(笑)。
入居者からの信頼を得られる
私は、賃貸不動産経営管理士の認定証をエントランスに掲示しています。そうすることにより、入居者から信頼を得ることができます。
信頼されるためのアピールは、保有資格を掲げるのが一番効果があります。
病気のときに、近所のおじさんのアドバイスよりも、病院の先生の診断のほうが圧倒的に信頼できるのと同じです。
仮に職を探すことをイメージしたとき、多少心に余裕ができる
実際の就職活動で有利に働くかどうかは微妙ですが(汗)。「国家資格だから、何とかなるかもしれない」と希望を持たせてくれるのが、うれしいですね。心の余裕につながります。
(おまけ)合格したことが自信になる
実際に試験に合格したことにより「俺の頭脳、まだ柔らかいかも?」と少し自信を持つことができました。
不動産関連の仕事をしている人にとっては、比較的簡単に合格できるようです。私はほとんど予備知識がなく、年齢的に暗記できるかどうか、不安でした。
現在、試験の難易度がかなり上がっています。国家資格になったので当然でしょう。いま私が受けても、たぶん合格しないでしょう。早めにチャレンジしておいて正解でした。
問題集を繰り返しやっても、なかなか覚えることができず、7回ほど繰り返しました(汗)。
せっかくいただいた資格なので、有効に活用していこうと思います。
たのはしでした!