たのはしです。マンションを建設するにあたって、私が決意したことは2つです。
- 自分のできる限りの知識と知恵をフル活用して、取り組まなければならない。これ以上できないと思えるぐらい頑張れば、どんな結果になっても受け入れることができるから。
- マンションが完成するまでのこの6カ月が、自分の人生を大きく左右するだろう。人生において最も重要な6カ月になるぞ!
ということでした。
とにかく必死でした。(^-^;
建設メーカーの営業の人から、外壁のタイルを決めてほしいとの依頼がありました。
自分で判断できることは業者に任せず、自分で決めることを心がけていました。
後悔しないように。
その日は建設メーカーの会社に出向きました。
タイルのサンプルを屋外で見せてもらいました。
ここで気がついたことは
日差しが当たっているのと、いないのとでは全く印象が違うということです!
これは、実際に見てみないとわからなかったことです。
日に当たっていると、タイルの色の濃さが、かなり薄く見えます。
感覚的には50%ぐらい濃度に差があります。
当マンションの設計では、エントランスが北向きです。
北向きのエントランスには日差しがほとんど入りません。
それをイメージして、薄めのタイルを選びました。
もし業者にお任せだったら、日差しの加減まで考慮せずに色になっていたと思います。
エントランスはマンションの顔ですので、見た目がとても重要です。
物件の下見に来たお客さんの第一印象が決まりますので。
タイルの色を私自身が納得して決めることができて、今でも本当に良かったと思っています。
いいマンションを建てるためには、「建設会社」と「銀行」の協力がなくてはなりません。
しかし、資金を出しているのは「私」一人だけです。
これをしっかりと意識して、取り組むことが大切です。
このプロジェクトの責任を最終的に負うのは「私」しかいません。
お金出しているんだから、こっちに手間かけないで、うまく建ててよ。
このような考えでは、いい仕事はできません。
オーナーが本気度を見せるのと、見せないのとでは建物の最終的な仕上がりに、大きな違いが生まれます。
たのはしでした!