たのはしです。末長くランニングを継続したいという方へお伝えします。50歳を過ぎると、タイムが頭打ちになり、自己ベスト更新が難しくなってきます。
タイムを目標にランニングを続けている方は、厳しい現実を突き付けられることになります。
ランニング仲間でも、タイムが出なくなり、走るのをやめてしまった人が何人もいます。残念です。
私のランニングにおける最大の目標は「70歳でフルマラソン完走」です!
この記事には、走力が落ちて目標を見失いそうなときに、ランニングを継続するコツが書かれています。どうぞ、最後までお読みください。
50歳過ぎてランニングを継続するコツ
「アンダーマイニング効果」とは
心理学では「アンダーマイニング効果」という研究がなされています。
- お絵かきが好きな幼稚園児を3つのグループに分けた。
- 1つのグループには「うまく描けたら、ごほうびをあげるね」と伝えて、結果的に全員ごほうびをもらった。
- 2つめのグループには「絵を描きましょうね」とだけ言われて、絵を描いて遊んだ。
- 3つめのグループには「絵を描きましょうね」とだけ言われて、絵を描いて遊んだ。絵を描き終えたあとに、思いがけずごほうびを与えられた。
- この実験のあと、後日、自由時間を観察したところ、1つめのグループだけ、お絵かきをして費やす時間が明らかに少なくなった。
つまり、最初はお絵かき自体を楽しんでいたにもかかわらず、外部から「ごほうび」をもらったおかげで、楽しさが減ってしまったのです。
市民ランナーのごほうびとは?
では市民ランナーのごほうびとは、具体的に何でしょうか。
※この場合の「ごほうび」とは、外部的な要因によるものです。
- いいタイムで走る
- 自己ベスト更新
- マラソン大会での順位、ランキング
50歳を過ぎるころには、このごほうびをもらえるチャンスが少なくなります。体力が落ちてくるのは自然なことなので、受け入れるしかありません。
年代別の入賞を目指したり、目標タイムの基準を下げるなどの対応もできますが、それでもいつかは限界が訪れます。
継続的にランニングを楽しむためには、どうすればいいのか?
アンダーマイニング効果からすると、ランニングを長年楽しむためには、走ること自体に楽しみを見つけたほうがよさそうです。
- 走りながら、景色を楽しむ
- 走りながら、風を感じる
- 走った後に肩こりなどがなくなり、体調がよくなることを実感する
- 走ったあとは、お腹が空くので食事がおいしいことを堪能する
- 走り終えたあと、もやもやしていた気持ちがさっぱりしているのを感じる
もちろん、自己ベスト更新や入賞を目標にしてランニングを楽しむのもいいです。
でも、もし、そういうものに楽しみを感じられなくなったら。。。
走ること自体に楽しみを見出せるように、意識を集中させてください。
景色、風、体の変化、気持ちの変化、食欲。など。
ランニングそのものに、楽しみを感じることが、継続する最大のコツです!
たのはしでした!