たのはしです。私は賃貸マンションのオーナー(大家)です。
2016年に賃貸不動産経営管理士試験に合格しました。
資格をゲットしたのはいいけど。
その勉強は、はたして実際の大家の仕事に役立っているのか。
久しぶりに公式テキストを読んで、検証してみました!
※私が持っているテキストは、平成27年(2015年)発行の2刷です。ちょっと古いですが、ご了承ください。
賃貸不動産経営管理士の資格試験で 大家さんに役に立つ知識 6選
サブリース方式
賃貸不動産経営管理士が国家資格になるきっかけとなった「サブリース方式」。
大家さんにとって、一見いいシステムのようにみえます。
でも、言われるがままに契約してしまうと、罠にかかる危険があります。
「サブリース方式」についての勉強は、資産を守るために役に立ちます。
入居審査
多くの大家さんは、入居者の募集を不動産仲介業者に任せていると思います。
しかし、契約までの基本的な流れを、大家さんが知っておくのは大切です。
予約が入っても、審査があったり、キャンセルがあったりします。契約まで気が抜けません。
また、これからは高齢者の需要が増えていくので、それに対する知識も有益になります。
事故物件の定義も緩和されていくようですね。
賃貸借契約
賃料、共益費、礼金、敷金、更新料。これらの基本的な内容も大家さんは理解しておくべきです。
たとえば、敷金は預り金です。
これを知らない大家さんは、手持ちの1千万円が、他人のお金だと気づきません(笑)。
また、「普通借家契約」と「定期借家契約」の違いを知っていたおかげで、
中古の戸建て賃貸を不動産会社に相談したときに、スムーズに話しをすることができました。
原状回復
この項目の勉強が、最も役に立つと思います。
入居者が退去する際に、原状回復工事があります。
このときの見積の内容が適正かどうかの判断が、自分でわかるようになります。
「変色したクロスの貼り替え費用負担は、賃貸人か賃借人か?」「フローリングの凹みは、どちらの負担か?」
これは、実際の経営で必ず起こりうる場面です。
原状回復(ガイドライン)の知識があると、借主が払うべきだと、堂々と主張することができます。
連帯保証人
これは、アパマン経営に限らず、あらゆる生活の中で役立つ知識です。
自ら連帯保証人になる場合は、しっかりと中身を確認してサインしましょう。
わからないときは、必ず弁護士などに相談するべきです。
「連帯保証人になることによって、一生を台無しにしてしまう恐れがある」といっても過言ではありません。
建物管理
これは、日常の大家さんの仕事に役立ちます。いうなれば、マメ知識ですね。
鍵の管理、ゴミの出し方、ペットの飼育、クレーム対策など。
共用部分
共用部分とは具体的にどこなのか、知っておくといいです。
たとえば、玄関ドアの外側は共用、内側は専用です。
なので、外側のドアノブに私物の傘を掛けておくのは、NGになります。
アウトソーシング
どこまで自主管理して、どこから専門業者に任せるか。
テキストには、これについての活用事例が記載されています。
実際に管理していて「大変だなあ」と感じる大家さんは、改めて読み返してみるといいと思います。
「この大家さんは、よく勉強しているから侮れない」と不動産会社に思わせることが、おおきなメリットです。
手抜きせずに、緊張していい仕事をしてくれます。
たのはしでした!