たのはしです。中学受験ドラマ【二月の勝者】8話の感想をピンポイントで述べたいと思います。
40年以上も前のことですが(汗)、私自身も中学受験を経験しました。4校受験して2勝2敗です。第1志望校は残念な結果でした(涙)。
さて、8話のお話しです。
成績優秀な男の子のお父さん。モラハラがひどい。ついに警察沙汰になってしまった。母親は離婚を決意し、子どもと一緒に実家に戻る。
父親の収入なしでは、経済的な理由で中学受験はできないと考え、母子は、あきらめようとしていた。
そこで黒木先生は、第一志望校に「奨学金制度」があることを伝えて、勧める。母子ともそれに納得して、改めて中学受験をすることに決めた。
大筋の話の流れは以上です。
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ここからは私の感想です。
出題傾向の対策はみんなするから、差がつかない
過去問が合格点に達していない女の子の保護者との面談のシーン。「出題傾向を把握して対策すれば、合格できる。」と佐倉先生は面談でアドバイスしていました。が、私はこれには疑問を感じています。
その理由は、ライバルたちも同じ対策をするからです。他の受験生も同じことをすれば、追い抜いてその子が合格する秘策にはなりません。
入試前の学校説明会で、出題傾向のヒントがもらえるとのことなので、なおさらです。全員が対策することでしょう。これでは差がつきません。
逆に、自分に合った傾向の問題を出題してくれる学校を探すのは、いいと思います。これは確実に有利になります。
スポーツが盛んすぎる学校に注意!
「スポーツが盛んな付属校は、高校から特待生が入ってくるので、内部生は補欠になってしまう。」という黒木先生のアドバイスは的確です。
日大や東海大の付属は、全国から選手が集まってきますので。平均的な実力しかない生徒は埋もれてしまいます。
「スポーツの設備は整っているけど、あまり強くない学校」が狙い目だと思います。
このドラマで第一志望校に合格するのは、半分以下であってほしい
私は、原作のコミック本を読んでいないので、子ども達が何人合格するのか知りません。全員合格なんてことになったら、ちょっとがっかりします。
「めでたし、めでたし!」で終わるのはいいけれど、ありきたりのストーリーになってしまいます。まるで、時代劇でお決まりの成敗と同じです。
第一志望校が不合格になったという知らせを聞いて、「ふ~ん」という気のない返事をして冷静を装っている受験生。その後トイレでしばらく泣いていました。これは小6の私です。
過去のうまくいかなかった経験は、今を幸せに生きることによって、受け入れることができます。
このドラマに登場している子ども達は、努力の結果をどのように受け止めるのか、とても楽しみです。
たぶん、私は泣いてしまうでしょう。
たのはしでした!