たのはしです。私は賃貸マンションのオーナー(大家)です。
2016年に賃貸不動産経営管理士試験に合格しました。
資格をゲットしたのはいいけど。
その勉強は、はたして実際の大家の仕事に役立っているのか。
久しぶりに公式テキストを読んで、検証してみました!
※私が持っているテキストは、平成27年(2015年)発行の2刷です。ちょっと古いですが、ご了承ください。
![賃貸不動産経営管理士 公式テキスト](https://tanohashi.com/wp-content/uploads/2022/05/chintai-fudosan-keiei-kanrishi-koushiki-text-rotated.jpg)
賃貸不動産経営管理士の資格試験で 大家さんに役に立つ知識 6選
サブリース方式
賃貸不動産経営管理士が国家資格になるきっかけとなった「サブリース方式」。
大家さんにとって、一見いいシステムのようにみえます。
でも、言われるがままに契約してしまうと、罠にかかる危険があります。
「サブリース方式」についての勉強は、資産を守るために役に立ちます。
入居審査
多くの大家さんは、入居者の募集を不動産仲介業者に任せていると思います。
しかし、契約までの基本的な流れを、大家さんが知っておくのは大切です。
予約が入っても、審査があったり、キャンセルがあったりします。契約まで気が抜けません。
また、これからは高齢者の需要が増えていくので、それに対する知識も有益になります。
事故物件の定義も緩和されていくようですね。
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賃貸借契約
賃料、共益費、礼金、敷金、更新料。これらの基本的な内容も大家さんは理解しておくべきです。
たとえば、敷金は預り金です。
これを知らない大家さんは、手持ちの1千万円が、他人のお金だと気づきません(笑)。
また、「普通借家契約」と「定期借家契約」の違いを知っていたおかげで、
中古の戸建て賃貸を不動産会社に相談したときに、スムーズに話しをすることができました。
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原状回復
この項目の勉強が、最も役に立つと思います。
入居者が退去する際に、原状回復工事があります。
このときの見積の内容が適正かどうかの判断が、自分でわかるようになります。
「変色したクロスの貼り替え費用負担は、賃貸人か賃借人か?」「フローリングの凹みは、どちらの負担か?」
これは、実際の経営で必ず起こりうる場面です。
原状回復(ガイドライン)の知識があると、借主が払うべきだと、堂々と主張することができます。
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連帯保証人
これは、アパマン経営に限らず、あらゆる生活の中で役立つ知識です。
自ら連帯保証人になる場合は、しっかりと中身を確認してサインしましょう。
わからないときは、必ず弁護士などに相談するべきです。
「連帯保証人になることによって、一生を台無しにしてしまう恐れがある」といっても過言ではありません。
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建物管理
これは、日常の大家さんの仕事に役立ちます。いうなれば、マメ知識ですね。
鍵の管理、ゴミの出し方、ペットの飼育、クレーム対策など。
共用部分
共用部分とは具体的にどこなのか、知っておくといいです。
たとえば、玄関ドアの外側は共用、内側は専用です。
なので、外側のドアノブに私物の傘を掛けておくのは、NGになります。
アウトソーシング
どこまで自主管理して、どこから専門業者に任せるか。
テキストには、これについての活用事例が記載されています。
実際に管理していて「大変だなあ」と感じる大家さんは、改めて読み返してみるといいと思います。
「この大家さんは、よく勉強しているから侮れない」と不動産会社に思わせることが、おおきなメリットです。
手抜きせずに、緊張していい仕事をしてくれます。
たのはしでした!