たのはしです。記憶力に自信がないあなた!この記事を読むと、記憶力についての価値感が変わるかもしれません。ぜひ最後までお読みください。
記憶力は大事な能力でしょうか?
私は50年以上生きてきましたが、記憶力はそれほど大切だと思いません。「記憶力が必要だ」と思った時を挙げてみます。
1,受験やテストで合格したい時
2,人と会って、名前が思い出せない時
3,人と会話をしていて、固有名詞が出てこない時
たったの3選になってしまいました(汗)。
2つまでは、すぐに出てきましたがそこまでです。3つ目が出てくるまで1分以上かかりました。私は社会に出て、普通に仕事して生計を立ててきました。でも記憶力が大きく役に立ったいう経験はそれほどありません。
ただし、受験やテストは全く別です。合格したり、いい成績をとるにために、記憶力は重要なスキルです。
学校の先生が、暗記を推奨していたのを覚えている
高校時代、日本史の先生が「暗記しておいて、損をすることはない。」と言っていたのを今でも覚えています。
暗記力に優れている人は、テストでいい成績を取り、優秀だと言われます。私も当時は記憶力は大事だと思っていました。
しかし、自分自身を省みると英単語や英文法、歴史の出来事や年号など、現在では完全に忘れています。暗記した労力と時間は、私の人生を豊かにしてくれたかどうかは疑問です。
忘れる力も大切だ
コロナで外出が減ったせいか、この2年ほどは読書の量が増えています。でも、読んだ本の内容はあまり覚えていません(笑)。次々と読んでしまうので、頭の中に入りきらないのだと思います。
でも、それでいいのです。自分にとって不要な情報は、ゴミと同じで掃除しなければいけません。頭の中にゴミがたまってしまうと、新しいことが入っていきません。いらないものは忘れるべきです。覚えておく必要はありません。寝ている間に、しっかり掃除しましょう。
きっと、自分にとって必要な情報は無意識のうちに頭の中に残っていくものだろうと考えています。
「最近、物忘れがひどくなってきたなあ。」などと嘆く人がいます。「忘れることは悪いこと。」という観念は世の中に固定されています。これは、ゆがんだ価値観ではないでしょうか。
頭の中にとどめておける記憶の量は限りがあります。どんどん忘却しないと、新しい情報を取り込むことができません。
「忘れること」は、自然なことであり、健康的な人間の機能です。忘れると、その分余裕ができるので、頭の中に吸収できます。
記憶力が悪いことを憂う必要は全くありませんよ。堂々と忘れましょう!
「覚えが悪い」は、ほめ言葉です!
たのはしでした!