たのはしです。円高とはどういう状態なんでしょう。
円高、円安、ドル高、ドル安。
輸入と輸出、どちらが有利なのか?
株価や債券への影響は?
とても混乱してしまいます。
自分にも他人にも、わかりやすく意味を理解させるにはどうしたらいいのか。
ちょっと考えてみました。
私は正真正銘、金融の素人です(汗)。
でもそれが幸いして、逆にわかりやすく伝われば幸いです。
さて。
1ドル=100円が、1ドル=130円になって円安が進んだ。
という表現が一般的です。
でも、これがわかりにくい原因だと思います。
つまり
ドルが主役になって表現されているから、わかりにくいのです。
新聞もテレビのニュースも、全部これです。
日本銀行のHP内でも、Q&Aで円高円安の解説をしていますが、やはりドルが主役。
例えば、日本人が旅先のハワイで買い物をするため、手元にある1万円をドルに両替するとします。為替相場が1ドル=100円であれば、1万を100で割った100ドルになります。しかし、もし為替相場が1ドル=80円であれば、1万を80で割った125ドルになり、また、1ドル=125円であれば、1万を125で割った80ドルになります。これらを比べると、1ドル=80円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより多くのドルを取得できるので、円高ということになります。逆に、1ドル=125円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより少ないドルしか取得できないので、円安ということになります。
日本銀行HPより抜粋
戦後の為替の動きが、アメリカの主導で行われてきたからなのでしょうか。
小学生や中学生には、円を主役にして表現することを徹底した方が、いいと思います。
1万円=100ドルが、1万円=80ドルになって円安が進んだ。
これなら、すぐに理解できるでしょう。
1万円の価値が、100ドルから80ドルに下がったわけですから。
円の価値が下がって、安くなった(円安になった)とわかるはずです。
外国に行って、1万円でチョコレートが100個買えたはずなのに、円安になったら80個しか買えなくなった。
まずは、この感覚をしっかり身につけることが第一だと思います。
普段、日本でずっと生活している人にとっては、円高円安の感覚はわかりにくいです。
私も、頭の中で整理しないと混乱します(汗)。
たのはしでした!